美容業界世界最新HAIR COLLECTION ご紹介。
VIDAL SASSOON ACADEMY HOT ROD AUTUMN WINTER 2012
「 今シーズンのコレクションは、スイス人写真家カール・ハインツ・ワインベルガ―のスタイリッシュに不満を抱いたチューリッヒのティーンエイジャー、いわゆる“チンピラ”を描いた、ざらついたイメージを持つ作品からインスピレーションを得ています。
ワインベルガ―の、アメリカの反逆的な若者を象徴する刺激的なイメージは切り取られ、リミックスされています。複雑にカスタマイズされたジーンズやジャケット、馬の蹄やエルビス・プレスリーの頭部を模ったベルトのバックル、そしてジッパーはネジやボルト、鎖に取って替えられます。
若者の反逆というテーマはヘアースタイルに表現され、リーゼントが革新への出発点として取り上げられています。輪郭は後ろから前に引き伸ばされ、そしてイレギュラーな質感に分割されています。
継続的にシザーの刃を動かす間に指を髪の軸に沿ってスライドさせ、千切り的に頭頂部を抜けて切られています。こめかみ付近の細身のシェイプと長く取られたバックにより流線形が形作られていて、これによって象徴的な50年代ルックが完成します。
カラーはモノクロ的で、50年代のカスタムカーを思い起こさせるようなフレイムパターン(炎)の中に区分され、揺らめく炎を戦略的に描き、まるでヘアーが動くようにダンスしています。
カラートーンは水上の油のような「強さ」から「柔らかさ」へのグラデーションです。ホワイトを通してブレンドされたピューター(青、紫がかった暗灰色)とシルバー、微妙にクリーム色に流れるカシミア・ブラウンがリーゼントに撫でつけられた50年代のポマードを錯覚させるようにデザインされています。これらは、タフガイを演じたり、クラシックな反逆のアイコンを独特の個性と共に取り入れる若者がイメージです。